Exhibition

「わたしの穴 美術の穴」2019年企画:石井友人「享楽平面」
2019.05.10 - 06.09
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このたび、カフェレストラン「SUNDAY」およびギャラリー「CAPSULE」は、5月10日よりスタートする「わたしの穴 美術の穴」2019年企画に、展示およびイベント会場としてご協力いたします。
世田谷区内3会場で、5名の作家が展開する「わたしの穴 美術の穴」は、5~6月の週末(金・土・日曜日)全15日の開催となります。当店および「CAPSULE」では、石井友人さんの作品を展示します。会期中、トークイベントなどもございます。(イベント詳細は展覧会ウェブサイトをご参照ください。)皆様のご来場をお待ちしております。

[展覧会ウェブサイト]https://myholeholesinart.jimdo.com/my-hole-hole-in-art-series-2019/

[会 期]2019年5月10日(金)~6月9日(日)の金・土・日曜日
     5月10日、11日、12日、17日、18日、19日、24日、25日、26日、31日
     6月1日、2日、7日、8日、9日
 の全15日になります。

     【合同オープニングレセプション】5月10日(土) 17:00-19:00 
      3会場合同のレセプションはSpace23℃にて開催いたします
      会場アクセス >> (SUNDAYからバスで約30分)

[時 間]12:00 - 18:00
[休廊日]月~木曜日 (休廊日のご鑑賞をご希望の方は、下記製作チームへお問い合わせください。)

[イベント]CAPSULEにて、出展作家とゲストによるトークイベントを開催します。
      5月11日(土) 18:00-20:00 「不定領域、スペース戸塚’70から」
      5月19日(日) 18:00-19:00 「映像の基底面」
      6月1日(土) 18:00-20:00 「藤井博ー置・域ー点展を起点に」
       登壇者等、各イベントの詳細はこちら >>

[会 場]Space23℃(東京都世田谷区中町 2-17-23)アクセス>>
     CAPSULE およびSUNDAY(東京都世田谷区池尻 2-7-12 B1F)アクセス >>
     clinic(東京都世田谷区三軒茶屋 1-33-18)

     ※3会場を結ぶバス路線は 東急バス「渋82」系統(渋谷駅 - 等々力)です。

      「等々力」停留所 →(徒歩5分)→ Space23℃
         ||
         || (「等々力」-「三軒茶屋」間 バス走行時間 約25分)
         ||
      「三軒茶屋(玉川通り)」停留所 →(徒歩5分)→ clinic
         ||
         || (「三軒茶屋」-「三宿」間 バス走行時間 約3分)
         ||   * clinicからCAPSULE・SUNDAYまでは徒歩15分程度です。
      「三宿」停留所 →(徒歩2分)→ CAPSULE・SUNDAY
         ||
         || (「三宿」-「渋谷駅」間 バス走行時間 約10分)
         ||   *三宿-渋谷間は複数のバス系統が走行していて便利です。
      「渋谷駅」停留所

[企 画]「わたしの穴 美術の穴」製作チーム
[助 成]アーツカウンシル東京 web >> 
[協 賛]株式会社秋葉機関 web >>

[お問合せ]「わたしの穴 美術の穴」製作チーム メール >>
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石井友人「享楽平面」

1981年生まれの石井友人はこれまで、主にインターネットから見つけてきたイメージを光学的に分解しながら描いたような絵画作品を制作してきました。日常に溢れている情報や身の回りの風景などを構成している映像と、自分との接続関係をテーマとする石井の制作は、既存のイメージを身体に受容し、再度絵画としてそのイメージを出力するという、身体を用いた映像作りというべきものです。
石井によれば映像とは元々、非ー人間的な領域に属していたと言います。写真や映画の誕生の際にはおそらく、人間から独立した異質なものとしての映像の衝撃があったはずですが、映像はすぐに素材として加工されるようになり、人為的な複製品として社会の歯車に組み込まれるようになりました。映像を巡るこの変化は、現代社会特有の表層性を生み出す大きな原動力となったことでしょう。何が真実で何が虚構なのかという判断や、現実感、実在性などに関するわたし達の感覚も、映像の社会への浸透と密接な関係を持っていると言えるでしょう。
そのように映像が浸透している今日の社会では、主体と客体の境界面が複数化し、人は常に表層的イメージに取り囲まれています。今回石井はこれまで「Subimage 下位-イメージ」と名付けて取り組んできた、複数化する映像イメージと身体というテーマに、「スペース戸塚`70」における実践を参照しながら、物質的な次元を導入します。
石井は、主体と客体のインターフェースである鏡やモニターといった複数の平面、その境界に直接的な事物「石」を挟み込み、諸平面に亀裂を作り出そうとします。複数のイメージと境界面を貫入するその「穴」を通して、そこにイメージそれ自体の基盤「映像の基底面」が露呈するはずです。そこではわたし達が常日頃、目にしていながら認識する事が出来なくなっている映像の本来の姿、非ー人間的な「光の仮象の世界」が現れるでしょう。人はその「光の仮象の世界」に接続するよう試みることで、精神分析的な意味における「鏡像段階」以前の状態、自他の境のない、人間の非ー人間領域=「享楽」を感じ取ることができるはずだと石井は考えます。
風景であれ情報であれ、今日、常にわたし達が接しているこの表層世界に現れた「穴」、その隙間から垣間見られる「享楽平面」を是非ご覧ください。

石井友人 ISHII Tomohito (1981-)
1981年東京都生まれ。 2006年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。 2012年-13年 Cité internationale des arts 滞在。 最近の主な展覧会に、2018年「新朦朧主義5」(北京精華大学美術館、北京)2017年「ニュー・フラット・フィールド」(デジタルハリウッド大学、東京)、2017年「未来の家」 (Maki Fine Arts、東京)、2016年「The Greater Taipei Biennial of Contemporary Art」(NTUA、台北)、2015年「引込線2015」(旧所沢市第二給食センター、埼玉)、2015年「わたしの穴 美術の穴」(Space23°C、東京)、2015年 「大和コレクションVII」(沖縄県立美術館・博物館、沖縄)、2014年「パープルーム大学II」(熊本市現代美術館、熊本)、2014年「新朦朧主義」(798芸術地区・東京画廊+BTAP、北京)、2014年「夏と画家」(アラタニウラノ、東京)、2013年「Biennial Open Exhibition」(NNContemporary、ノーザンプトン) 、2013年 「ILYAURA The Window」 (The Window、パリ) 、2013年「DAY(s) Dreaming」(59Rivolli、パリ)、2011年「4人展 - 絵画」(ShugoArts、東京)、2011年「『複合回路』認識の境界」(Gallery αM、東京)、2008年「15years」(WAKO WORKS OF ART、東京)、2007年「Portrait Session」(広島市現代美術館、広島)、2005年「from/to #3」(WAKO WORKS OF ART)など。
石井友人ウェブサイト >>
OPEN 11:30-23:00 (L.O 22:00)
[水曜 -18:00]
東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
Tel 03-6413-8055