Exhibition

MARTIN CHAMBI 写真展
2016年6月13日-7月3日
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FOTO: ⒸMARTIN CHAMBI / Archivo Fotografico Martin Chambi CUSCO

「・・・インディオには文化がなく、未開で、知性と芸術性が白人やヨーロッパ人より劣っているという記事を読んだ。私があれこれ言うよりも、私の作品を見てもらえばわかるだろう。私は私の民族の代表であり、彼らは私の写真を通してあなた方に語りかける・・・」
(1936年、チリで催された写真展で語られたチャンビの言葉から)

ペルーの先住民写真家マルティン・チャンビは、1891年ペルーアンデスのチチカカ湖に近い寒村で生まれました。父親の働く金鉱山で初めて写真に出会い、イギリス人鉱山技師の下働きをしながら写真の基礎を学びます。その後、修業時代を経て、1920年からはインカ帝国の旧首都だったクスコにスタジオをかまえ、上流階級のポートレート撮影などで生計を立てるようになります。
「クスコのナダール」と呼ばれる写真家として活躍するかたわら、大きな暗箱のカメラを屋外に持ち出し、ガラス乾板に歴史的資料価値の高い作品を記録しました。街の通りから祭りや宗教行事、近郊の農村、インカ時代やそれ以前のプレ・インカの遺跡、そして自らの同胞である先住民の人々の生活。1973年に亡くなるまでに、その数は合計3万点以上にもなりました。
先住民が先住民を記録した写真史上でも稀有な例であり、それにも増して完成された構図や芸術性は、「光の詩人」として世界中で高く評価されてきました。作品は1979年ニューヨーク近代美術館MoMAを始め、欧米の主要な美術館やギャラリーで広く紹介されています。前回のペルー大使館ホールとは若干作品を入れ替えての構成・展示に、ぜひお運び下さるようお願いいたします。
OPEN 11:30-23:00 (L.O 22:00)
[水曜 -18:00]
東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
Tel 03-6413-8055